【世界のおいしいレシピがたっぷり】ライラックどおりのおひるごはん
ライラック通り10番地の前を通ると、
とっても いいにおいがしてきます。
キッシュ、レンズまめのカレー、いちごのクランブル……
誰が、どんな料理を 作っているのでしょう。
出来上がりを想像しながら、あなたも作ってみませんか。
(紹介文より)
ライラック通り10番地。この建物にはいろんな国の人たちが住んでいます。みんな料理をするのが好きなようで、それぞれの部屋の窓からは様々な国の料理のにおいがしてきます。
それぞれの部屋が見開きになっており、左半分にはどんな部屋にどんな人が住んでいて、その人がどんな風に料理を作っているのかが生き生きと。そして見開きの右半分はというと、なんとその住人の作っている料理の材料と作り方が紹介されているのです。本書は絵本であり、またレシピ本なのです。野菜料理が多いので、こうして当店に並べることにしました。
さて、この本のおもしろいのが、綺麗に盛り付けられた料理の絵が出てこないことです。料理中の様子と、材料、作り方、そしてどこの国の料理なのか、載っているのはそれだけ。でも楽しそうに料理をする住人たちの姿と、ページいっぱいに描かれた材料を見ていると、なんだか作ってみたくなってくるのです。オーストラリア出身、イタリア在住の作者が描いた本ですが、野菜も調味料も、スーパーで手に入ったり身近なもので代用できるものがほとんど。日本のあの料理も紹介されていますよ。
いろんな国に思いを馳せながら、そして出来上がりを想像しながら、あなたも作ってみませんか?
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・作:フェリシタ・サラ
・訳:石津ちひろ
・発行所:BL出版
・サイズ:300x230㎜ (40ページ)
¥1,760