【野菜の生き様をとくとご覧あれ】種から種へ 命つながるお野菜の一生
私たちが普段食べている野菜を、ひとつの「生き物」だと考えたことはありますか?そう、野菜も道端や公園に生えている草花と同じ植物、生き物なのです。では、私たちが普段食べている「野菜」という状態は、彼らの植物としての一生のうちのどのあたりなのか、わかるでしょうか? 植物の多くは花を咲かせ、実をつけ、そして種を残します。私たちが葉っぱしか知らないキャベツも、根っこを食べる大根も、花を咲かせて実をつけて、そして種を残すのです。
さて、そんな野菜たちの一生を6年にわたってつぶさに追ったのがこの本の著者、植物観察家の鈴木純さん。全ページカラー写真満載で、漫画のコマ割りのように並べられたそれらと合わせて、野菜の一生を飽きない語り口でどんどん紹介してくれます。これぞ大人の自由研究とでも言いましょうか、読めば著者の溢れんばかりの好奇心がひしひしと。きっとあなたの好奇心もぞんぶんにくすぐってくれることでしょう。
種から種へ命をつなげていく野菜たちの知られざる一生を、あなたも覗いてみませんか?
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・文・写真:鈴木純
・発行所:雷鳥社
・サイズ:130x185㎜ (303ページ)
¥2,640